先日、萩生田文科相の「身の丈」発言が炎上してましたが、それでも身の丈は大事ですね。
秋晴れの空を眺めると、ジェネシスの「Watcher of the Skies」が頭の中で流れ出し、身の丈を超えた安請け合いで後悔したことを思い出します。
昔々、ジェネシスのコピバンからドラムのトラを頼まれたことがありました。ジェネシスはおろか、プログレはほとんど聴いたこともなかったのにです。
本番ではなく練習のトラということだし、凝りに凝ったプライベートスタジオで1曲だけ練習するというので、スタジオ見たさに気軽にOKしてしまったのです。
しかし渡された楽曲「Watcher of the Skies」のカセットテープ(笑)を聴いて、「こんな曲だったとか聞いてないよ~」と思ったけど、後の祭りでした。
荘厳な展開が次から次へと繰り広げられ、曲の構成がなかなか覚えられないのです。これほどテープの巻き戻しがめんどくさく思ったことはありませんでした。
当日、スタジオには初めて見るハモンドC-3とレズリースピーカーが鎮座しており、その堂々たる「木」の重厚さと「音」の迫力には圧倒されましたが、イヤな汗も散々かいてしまいました。
ちなみに当時は「Watcher of the Skies」を「空を見る人」だと思っていましたが、今あらためて読み解くと「天の番人」なんだと思います。曲だけじゃなく歌詞も難しいですな。
Genesis – Watcher Of The Skies – Midnight Special – 20/12/1973