レッスンのすすめ – 基礎からやり直してみる – 北村英治

北村英治今年米寿(88歳)を迎えられたジャズ界の「生きる伝説」クラリネット奏者の北村英治氏。もう十数年前になりますが、とあるホテルの演奏会場でお会いし、ガッチリと握手していただいたことがあります。カッコイイのはプレイだけでなく、全然年を感じさせない爽やかな紳士でした。

そんな名プレイヤーでも「百歳まで吹き続けるには基礎から学ぶ必要がある」と心機一転、50代のときにクラシック界の第一人者に弟子入りしたそうです。しかしレッスンでは「蝶々」の「ソミミ、ファレレ」を徹底的にやらされ、次の「ドレミファソソソ」までいくのに3ヶ月以上かかったそうです。汗

まるで冗談のような話ですが、きっとハイレベルな真剣勝負だったに違いありません。簡単そうなフレーズでも極めるのは難しいし、プロフェッショナルはおろそかにしないということですな。なんでも基礎からやり直してみると、新しい発見があるかもしれません。

ちなみに、2016年7月12日(火)まで、ヤマハ大阪なんば店でクラリネットフェア開催中です。

<神戸ジャズの魂 響いて100年>演奏者編 クラリネット 北村英治さん

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